いぶりがっこに熊鍋、秋田の郷土食は「文化財」 県が初の報告書

 県文化財保護室は、秋田県内の特色ある郷土食の実態を調査し、報告書にまとめた。県が郷土食を文化財として捉え、全県を対象に調査したのは初めて。地域の風土を反映した26件を選定し、調理法や食べられてきた背景を紹介している。地域ごとに異なる作り方、材料も盛り込んだ。保護室担当者は「秋田の風土に育まれた郷土食は、先人の知恵が詰まった文化財。後世へつなぐため、今回の調査を活用してほしい」と話している。

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