EVドライバーがバグを利用し「タダ充電」、捕まる―中国

7日、香港メディア・香港01は、電気自動車(EV)の充電プログラムに存在したバグを利用し、料金を支払わず充電を行っていた貨物ドライバーら7人が逮捕されたと報じた。

2024年4月7日、香港メディア・香港01は、電気自動車(EV)の充電プログラムに存在したバグを利用し、料金を支払わず充電を行っていた貨物ドライバーら7人が逮捕されたと報じた。

記事によると、上海市宝山区にあるEV充電運営企業が3月14日、「市内の充電スポットの充電記録や帳簿を確認したところ、複数のスポットで無賃充電が立て続けに発生している」と同市公安局に通報した。中には同一ナンバーで90回以上、計2000元(約4万2000円)分の無賃充電を行うケースもあったという。

捜査の結果、同29日に無賃乗車の容疑者として貨物ドライバーが拘束された。このドライバーは容疑を認め、「春節期間中に充電していた際、配達時間に間に合わなくなりそうだったので満充電になる前にキャンセル操作をしたところ、注文のキャンセルが完了したにもかかわらず充電し続けられることを発見した」と供述した。

このドライバーはシステム上の欠陥を利用して何度も無賃充電を行った上、他の貨物ドライバーや配車サービスドライバーに「手口」を教えた。その結果6人が同様に無賃充電を行い、数百〜1000元程度の損失を企業に与えたという。

警察は現在までに7人を窃盗容疑で拘束するとともに、企業に対してバグを修正するよう指導したという。(翻訳・編集/川尻)

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