盛岡市内丸の盛岡地裁前の国指定天然記念物石割桜が8日、開花した。昨年より9日遅い。盛岡の最高気温は22.8度(平年比10.2度高)で、陽気に誘われ正午過ぎには10輪以上が咲き始めた。
石割桜は巨岩の裂け目から伸びる樹齢350年を超えるエドヒガンザクラ。先月末から観察を始めた同市浅岸の堀口真由子さん(66)は「一気に咲いて驚いている。葉桜になるまで撮影を続けたい」と喜んだ。
最高気温は岩泉24.9度(同10.9度高)、宮古23.1度(同9.8度高)、大船渡19.5度(同6.4度高)など。34観測地点中17地点で今年の最高気温を更新した。