ハウステンボス働き方改革 2025年1月に4日間休業 直営ホテルも休館

 長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)は8日、働き方改革の一環として、来年1月7~10日の4日間、休業すると発表した。直営する五つのホテルも休館。今年1月に続く取り組みとなる。
 HTBは正社員と契約社員の処遇改善として昨年10月、年間公休数を104日から112日に増やした。それに伴い、今年1月9~12日まで、4日間にわたって休業。「従業員の多様な働き方を実現していく良いきっかけになった」として、来年も実施する。
 休業期間は冬休みシーズン後の平日で、影響が少ない時期にした。ホテルヨーロッパなどのホテルについては、6日のチェックアウト後から休館し、11日のチェックインから営業を再開する。
 HTBは「多くのゲストにより良いサービスを提供するためには、従業員の働く環境を整えることが必要。今後も人材の定着を図り、観光業界の活性化に貢献したい」としている。
 HTBには今春、処遇改善などを反映して2010年以降最多となる92人が入社した。今年4月から、昨年7月に引き続き、平均6%の賃上げをする給与改定を実施する。

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