「県民の役に立ちたい」 三重県警察学校で入校式、121人決意

【難波本部長(右)から辞令を受け取る豊永巡査=津市高茶屋4丁目の県警察学校で】

 三重県津市高茶屋4丁目の県警察学校で8日、今春採用された警察官と一般職員計121人の入校式があった。入校生は「県民の役に立ちたい」と決意を語り、県警の一員としての第一歩を踏み出した。

 県警によると、入校したのは18―30歳までの警察官98人と事務官や技官の一般職員23人。警察官のうち、女性は30人で過去最多となった。

 入校生を代表して、総代の豊永光巡査(30)が難波正樹本部長から辞令を受け取り「良心のみに従い、不偏不党かつ公平中正に警察職務の遂行に当たることを固く誓います」と決意を述べた。

 難波本部長は「今持っている緊張感や正義感、使命感などの初心を忘れず、常に志を高く持ち続け、卒業の際には一回りも二回りも成長した姿を見せてほしい」と訓示した。

 荻田博文警察学校長は「警察学校は任務を遂行して県民の信頼と期待に応えるために不可決な土台作りの場。不安や緊張感でいっぱいだと思うが、成長を遂げて巣立ってほしい」と呼びかけた。

 入校した一般職員は約1カ月、法律などの基礎知識を学ぶ。警察官は最大で約10カ月間、座学や逮捕術などの実技を通して、警察官としての基礎を身につける。

© 株式会社伊勢新聞社