温泉の恵みに感謝「小浜湯祭り」 大蛇など商店街練り歩く 長崎・雲仙

「小浜大蛇」の行列=雲仙市小浜町

 温泉の恵みに感謝する「小浜温泉湯祭り」が7日、長崎県雲仙市小浜町の同温泉街であり、パレードやステージイベントでにぎわった。
 地元住民でつくる同祭り振興会(山下浩一会長)主催。小浜神社で神事を終えた後、県立小浜高の生徒や同町婦人会、白蛇伝説をモチーフにした龍踊り「小浜大蛇(おろち)」など7団体が商店街を練り歩いた。

商店街を練り歩く参加者

 小浜マリンパークでは、小浜神社の進藤喬薫宮司らが無病息災を祈る「湯たて神楽」を奉納。北串保育園児のダンスや市立千々石中御神楽(みかぐら)保存会の神楽、市立小浜中吹奏楽部の演奏などで会場を盛り上げた。市内外の飲食店によるマルシェもあった。
 小浜高は6年ぶりに参加。生徒会長の蒲原藍さん(17)=3年=は「婦人会の皆さんから踊りを教わり、出演できて楽しかった。これからも小浜を盛り上げたい」とにこやかに話した。

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