藤井八冠が食べるかも? 成田・第82期将棋名人戦 和洋の勝負おやつ10品決定

将棋の名人戦で棋士が食べる勝負おやつにエントリーしたスイーツを見る航空会社の地上係員(右)と成田市職員=市役所

 成田市制施行70周年記念事業の一環で、4月23、24日に成田山新勝寺で開催される将棋の第82期名人戦第2局で、対局する藤井聡太八冠と豊島将之九段に提供する市内店舗のスイーツ「勝負おやつ」の10品が決まった。藤井八冠が対局中に食べるおやつは注目を浴びるだけあって、趣向を凝らした和洋のバラエティー豊かな品々が集まった。

 市内店舗から32品の応募があり、市内の児童生徒の4割に当たる約1万人が写真を見てスイーツのデザインを審査。そのうち上位15品を記念事業実行委員会に属する航空会社の地上係員や経済団体員、市議、藤井八冠と豊島九段に年齢が近い20~30代の若手市職員など計20人が実食して味を評価した。

 見た目審査では票数ごとに20点を配分し、実食では審査員1人が2品に1点ずつ加点した。フルーツを使った菓子や見た目がかわいらしいケーキ、土産物の定番の和菓子などが選ばれた。棋士に先入観を持たずに注文してもらうため、順位は公表しないという。市担当者は「名人戦で食べられる物は注目される。成田ならではのおやつが全国に広まって、食べに遊びに来てくれる人が増えれば」と期待した。

 勝負おやつの10品は、(1)いちご飴(トロピカルストリーム)(2)クレマンティーヌ(ラ・クレマンティーヌ)(3)黒平まんじゅう(菜花の里)(4)空飛ぶマカロン(アヴァンティ)(5)成田産さつまいものショートケーキ(ホテル日航成田)(6)成田の石畳(成田菓子工房モンシュシュ)(7)ぴーなっつ最中(なごみの米屋)(8)法王のティラミス(オリベートNARITA)(9)やきだんご(後藤だんご屋)(10)妖精のお芋モンブラン団子(成田参道房の駅)=かっこ内は店舗名。

成田山新勝寺で開かれる将棋の第82期名人戦第2局で棋士に提供する勝負おやつに決まったスイーツ10品=成田市役所

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