MLB=ビーバー、ピッチクロックが負傷理由と「言い切れない」

[8日 ロイター] - 先日に右肘を痛めて今季絶望となった米大リーグ(MLB)ガーディアンズのエース右腕シェーン・ビーバー投手は8日、投手の故障増加の原因がピッチクロックにあるとする批判の声に同調しなかった。

MLBではトミー・ジョン手術(肘の靱帯再建手術)を決断したビーバー以外にも、スペンサー・ストライダー(ブレーブス)、エウリー・ぺレス(マーリンズ)、トレバー・ゴット(アスレチックス)らの投手が今季に入ってから相次いで負傷している。

この状況についてMLB選手会のトニー・クラーク専務理事は、昨季から導入されたピッチクロックが投手の肘の問題増加の原因だとMLBを非難。これに対してMLB側もすぐさま「実証できる証拠」がないなどと反論していた。

ビーバーはピッチクロックが故障の原因になったかとの質問に「そうだとはまだ言い切れない」とコメント。「コンディショニングと心血管の観点からは、影響を与えているとは思えない。肘や腕の内部で何が起こっているか語るのは難しい」と持論を述べている。

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