南船橋に「ららアリーナ 東京ベイ」17日完成 5月29日お披露目イベント こけら落としはミスチルライブ

間もなく完成する「ららアリーナ 東京ベイ」の外観=三井不動産提供

 三井不動産(東京)とIT大手ミクシィ(同)は8日、船橋市の南船橋エリアで建設していた大型多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO―BAY」(ららアリーナ 東京ベイ)が17日に完成し、開業記念のお披露目イベントを5月29日に開くと発表した。収容客数は約1万1千人。7月6、7日に人気バンド「ミスターチルドレン」がこけら落とし公演を行い、プロバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の千葉ジェッツふなばしが来シーズンからホームアリーナとして利用する。

 三井不動産によると、同アリーナは地上4階建て、延べ床面積約3万1千平方メートル。ららぽーとのポート(港)と千葉ジェッツにちなんだジェット機をモチーフに、外観は船の航路とジェット気流をイメージした有孔アルミパネルで躍動感を演出した。アリーナ空間は演者や選手と客席の距離が近く感じられることを目指し、すり鉢型のボウルデザインを採用した。

 昇降可能なセンタービジョン4面(1面縦約5メートル、幅約10メートル)と、アリーナを囲むような全長約120メートルのリボンビジョンを常設し、多様な演出が可能になっている。メインアリーナに隣接して約720平方メートルのサブアリーナを設置。バスケットボールなどの練習場や、イベント当日の物販会場に利用できる。

 2024―25シーズンから千葉ジェッツのホームアリーナとなり、25年のオールスターゲームの開催も決定。ジェッツのジョン・パトリックヘッドコーチは「船橋アリーナの倍以上のお客さんが入り、最新のテクノロジーなど環境面もより整っていると思うので皆楽しみにしている」、富樫勇樹選手は「新アリーナの完成でBリーグがさらに盛り上がっていくと思うのでワクワクしている。より多くの方にバスケットボールを楽しんでもらえる場所になってくれたらと思う」とそれぞれコメントした。

 お披露目イベントの詳細は今月中をめどにアリーナや「ららぽーとTOKYO―BAY」などのホームページで公表する。

チームロゴをあしらった千葉ジェッツのホームロッカー=三井不動産提供

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