大谷翔平が逆方向に3号ソロ 5試合連続マルチ安打で〝覚醒モード〟に突入!

グラウンドを一周する大谷

大谷翔平(29)のバットがミネアポリスでも火を噴いた。8日(日本時間9日)のツインズ戦(ターゲットフィールド)の7回、二死走者なしからジャクソンの4球目の137キロの真ん中に入ったスライダーをとらえ、高々と左翼席まで3号ソロを運んだ。この日はすでに2安打してメジャー自身初の5試合連続マルチ安打をマークしており、3安打目で逆方向に特大アーチを描いてみせた。

ミネアポリスの寒空とブーイングの中で「2番・DH」で出場すると、初回、一塁に四球のベッツを置いて打席へ。先発・オーバーの5球目の148キロのストレートを叩くと、強い打球がセンター後方に転がり、余裕で二塁を陥れた。無死二、三塁とチャンスメークし、続くフリーマンの右中間への中犠飛で先制点を挙げる。

第2打席は中飛に倒れたものの、1点ビハインドの6回には先頭打者として第3打席に立ち、2番手・オカートのインハイに来た初球シンカーを左翼線に落として2本目の二塁打。フリーマンの右前打で三塁まで進むと、スミスが右前に適時打を放って同点のホームを踏んだ。

これで4月4日のジャイアンツ戦から5試合連続のマルチ安打をマーク。広角に打ち分けて完全に打撃の波に乗り、安打量産モードに入った。

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