大谷翔平、常識外れの3号に敵地解説「ウソだろ…」 ありえない打球に驚愕「忘れてはいけないのは…」

ツインズ戦に出場したドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

ツインズ戦で大爆発…3安打はすべて長打

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、ミネアポリスで行われたツインズ戦の7回に今季3号となるソロ本塁打を放った。広島などでプレーしたジェイ・ジャクソン投手のスライダーを、逆方向に運ぶ技ありの一撃。敵地の放送席も「ウソだろ…」と驚きを隠せずにいる。試合はドジャースが4-2で勝利し、大谷は5打数3安打。すべて長打という大暴れで打率を.345としている。

パワーとともに、うまさが光るのが今季の大谷だ。7回2死無走者で迎えた打席、カウント2-1からジャクソンのスライダーが真ん中に入ってきたところを見逃さなかった。ボールの軌道に逆らわずはじき返した打球は左翼へぐんぐん伸び、スタンド前列に飛び込んだ。

ツインズの地元局「バリー・スポーツ・ノース」の放送席からは、驚きの声が漏れている。実況のコーリー・プロブス氏が「レフトへ深い当たりだ……入った。オオタニが逆方向へ。ターゲットフィールドでの自身3発目だ。今季3号」と静かに伝えると、解説を務めた大リーグ通算247本塁打のジャスティン・モーノー氏は「(小声で)ウソだろ……」とつぶやいた。

更にプロブス氏が「肌寒く、湿った夜でさえ、オオタニは柵を越えるのには十分なほど力強かった」とあきれたような口調で続けると、モーノー氏は「なぜ他の選手はオオタニと同じアプローチをしないのかと不思議に思うかもしれませんが、忘れてはいけないのは、彼が球界でも随一のパワーの持ち主だということ。彼は今日、逆方向とセンターへの弾丸二塁打を放っています。真ん中へのあの球を打球角度42度(=速報値、後に38度に訂正)で逆方向へ打って、それでも柵を越すのは多くの選手ができることではない」と、大谷にしかできない打撃だと強調した。

大谷は初回、6回と二塁打を連ね、3日(同4日)のジャイアンツ戦から続く連続試合マルチ安打を自己最長の5試合に伸ばしていた。1試合3安打も今季初で、調子を上げてきている。

THE ANSWER編集部

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