両陛下、12日に穴水、能登町へ能登半島地震の被災者お見舞い 

能登半島地震の被災者をねぎらう天皇、皇后両陛下=3月22日、輪島市ふれあい健康センター

 宮内庁は9日、天皇、皇后両陛下が能登半島地震の被災者を見舞うため、穴水町と能登町を12日に日帰りで訪問されると発表した。両陛下の被災地入りは3月22日の輪島、珠洲両市に続き2回目で、被害の大きかった奥能登4市町全てに足を運ぶことになる。被害状況を視察し、避難所に足を運んで被災者と懇談する。

 宮内庁によると、両陛下は12日午前、羽田発の特別機で能登空港に向かう。自衛隊のヘリコプターで穴水町に移動し、被災状況を見て回る。被災者を見舞うほか、災害対応に当たる関係者をねぎらう。その後、ヘリで能登町へ移り、津波に襲われた地域を視察する。被災者とも面会する。夜に帰京する予定。

 天候などによっては、訪問を翌13日に延期する可能性がある。

 9日で発生から100日となる能登半島地震を巡り、両陛下は3月22日に石川県を訪れ、輪島市と珠洲市で同様に被災者を見舞った。

 県によると、天皇陛下が穴水町を訪れるのは1975(昭和50)年の学習院高時代以来となる。能登町は皇太子だった2013年に全国農業担い手サミットに出席したのが直近の訪問となる。 

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