那須ハイランドにグランピング施設開業 電力時給、トレーラーハウス3台 サウナや露天風呂も

藤和那須リゾートなどが開業した宿泊施設「ミワタスナス」=那須町(提供写真)

 藤和那須リゾート(那須町高久乙、岩本大二郎(いわもとだいじろう)社長)と不動産商品開発のLIFULL Financial(東京都千代田区)などは、那須高原の別荘地「那須ハイランド」に電力を自前で賄うオフグリッドのグランピング宿泊施設「Miwatas NASU(ミワタスナス)」を開業した。

 同施設は、展望は良いが急峻(きゅうしゅん)な地形で活用が難しかった遊休地にトレーラーハウスを3台設置した。居室スペースに加えてウッドデッキやサウナ、露天風呂も備え、1日1組限定で5人まで宿泊できる。

 電力は薄型軽量の太陽光発電システムで賄い、発電した電気を有効活用する蓄電池や、電気自動車から電気の供給を受ける設備も設置。衛星から地上にブロードバンド接続を提供するインターネットサービスを採用し、山間部でも安定した通信環境を整えた。

 LIFULL Financialの担当者は「今までにないユニークなロケーションで、那須の自然や眺望を楽しんで欲しい」と利用を呼びかけている。6月末までは、開業記念料金として1人1泊1万3200円から(食事別)。

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