イーロン・マスク氏が火星の植民地化と宇宙人について語る

イーロン・マスク氏(スペースXのXから)

米宇宙企業スペースXのイーロン・マスクCEOは、20年以内に火星に都市を建設するという計画を持っている。マスク氏がテキサス州ボカチカのスターベース施設で、今後のビジョンを概説した動画が先日、スペースXのX(旧ツイッター)にアップされた。

次世代ロケット・スターシップの4回目の打ち上げが「約1か月以内」に計画されていると述べた。

続けてマスク氏は、人類が「不自由な一惑星文明」であることをやめ、最短で20年以内に火星に植民地を建設して植民地化することを望んでいると主張。ただし、そこに行って暮らすことを選択した人々は、地球に戻ることができないという。

「少なくとも最初は、船を分解して、火星の建設原料として使いたい。船の材料は非常に貴重なものになるので、ほとんどの船は地球に戻るのではなく、建設材料として使いたい。最終的には船を戻したい。人々に地球に戻るという選択肢を与えたいからです。なぜなら、戻るという選択肢があれば、人々は行きたいと思う可能性が高いからです。しかし、火星に行った人のほとんどは地球に戻ってくることはないと思います」

マスク氏は数年間にわたって、毎日複数のスターシップを打ち上げ、100万人以上の人々と膨大な量の貨物を火星に輸送し、火星に持続可能な都市を建設することを構想している。

一方、宇宙人について、マスク氏はあまり関心はないようだ。

「地球上に宇宙人が存在するという証拠は見たことがありません。『宇宙人はどこにいるのか』という問いは非常に奥深いものです。宇宙人が存在するという証拠は何も知りません。おそらく私たちは孤独だと思います」とマスク氏は話している。

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