ハンドボール部で丸刈り強要 関西大北陽高、注意も指導者続行

 関西大北陽高(大阪市東淀川区)ハンドボール部で、顧問と副顧問の男性指導者2人が、複数の部員に丸刈りの強要や暴言、暴力などの体罰をしていたことが9日、分かった。被害者のうち1人は退部し、転校した。2人は厳重注意処分を受け、「改善がみられる」として指導者を続けている。

 運営する学校法人「関西大学」が明らかにした。指導者の2人は昨年春、京都府内で合宿所のシャワー室に部員2人を座らせ、他の部員がスマホで撮影する中、頭髪をバリカンで刈った。部内では、頭をたたいたりする体罰も行われていた。

 今年3月、一部の保護者から相談があり、発覚。3月19日付で校長から口頭で厳重注意処分を受けた。

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