大谷翔平3号を指揮官称賛「彼ほどいい打者いない」 クリケット打法が新ブームの予感

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

松井秀喜の日本人最多175HRに王手、ロバーツ監督「打ち取るの難しい」

■ドジャース 4ー2 ツインズ(日本時間9日・ミネソタ)

ドジャース・大谷翔平投手が8日(日本時間9日)、敵地のツインズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3試合ぶりの3号ソロを放った。松井秀喜の持つ日本人最多175本塁打に王手をかけた。自己最長の5試合連続マルチ安打を記録し、5打数3安打1打点で打率.345。デーブ・ロバーツ監督は「ショウヘイは好調をキープしている。センター方向へ打てているし、打ち取ることが難しい」と舌を巻いた。

3-2で迎えた7回2死。元広島ジャクソンの真ん中スライダーを逆らわずに逆方向へ打ち返した。大きな放物線を描いた打球は左翼席最前列へ。2点リードに広げる3号ソロとなった。初回無死一塁の中越え二塁打では打球速度110.1マイルを記録。速い打球を連発する大谷について、指揮官は「彼ほどいい打者はいない。素晴らしいことだ」と称えた。

試合前に、大谷は打撃練習でクリケットバットを使用していると明らかに。この日、1号決勝弾を放ったアウトマンも大谷の一風変わった練習法を取り入れたと話していた。「秘密兵器のクリケットバットを使う選手が出てくるだろう」と指揮官。強力ドジャース打線に新たなムーブメントの予感だ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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