新1年生「ちょっと緊張した」 青森県内小中学校で入学式

在校生や保護者らに見守られながら、入学式を終え退場する新入学児童たち=8日午前10時半ごろ、蓬田村の蓬田小学校

 青森県内の多くの小中学校で8日、入学式が行われた。ぴかぴかのランドセルを背負った児童や着慣れない制服に身を包んだ生徒が、学校生活への期待を胸に式に臨み、新たなスタートを切った。

 蓬田村の蓬田小学校(林亨校長)には男子6人、女子9人の計15人が入学。青空が広がる中、玄関前で記念撮影する姿が見られた。

 新1年生は教職員や保護者、在校生の温かい拍手に迎えられ、少し緊張した面持ちで体育館に入場。担任教諭から一人ずつ名前を呼ばれると元気に返事をした。林校長は「元気にあいさつをする、仲良く過ごす、命を大切にするという三つを大事に、学校生活を頑張って」と呼びかけ、保護者に対しては「一人一人のお子さんが、より良く育つよう励む」と述べた。

 新入生を代表して黄色い安全帽子を受け取った木村紘奈さん(6)は「ちょっと緊張した。保育園でひらがなを練習したので、学校でも頑張りたい」とほほ笑んだ。堀谷泰市(たいち)君(6)は、同校の新3年生に兄がいると話し「お兄ちゃんに負けないように、勉強する」と元気よく話した。

 県教育委員会によると、この日は県内8割超の小学校、中学校で入学式を実施した。中南地区などの一部は5~7日に行った。

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