【卓球】パリ五輪金確率アップへ「早田ひなのベスト4は絶対阻止を」と中国メディア指摘

早田ひな

卓球のマカオW杯(15日開幕)を前に、中国でパリ五輪代表・早田ひな(日本生命)の躍進阻止を求める声が上がっている。

マカオW杯には、国内外のトップが参加。日本からは早田、平野美宇(木下グループ)ら、中国も世界1位の孫穎莎、王曼昱、王芸迪らが出場する。中国メディア「網易」は「パリ五輪組み合わせのためにも、早田ひなのベスト4入りを阻止しなくてはならない」との記事を掲載した。

同記事は「パリ五輪で中国が女子シングルスで優勝したい場合、まず最も確実なのは、出場する2選手が世界ランキング上位2位を維持すること。そうすれば、シードの関係でパリ五輪決勝まで顔を合わせずに済む」と、決勝で中国人対決を実現させるためにも、世界ランク上位2人は中国選手でなければならないと持論を展開。

その上で「海外選手が世界ランクで中国より上に来てしまうと、リスクが非常に高まってしまう。それを可能にするかもしれないのが早田だ」と日本のエースを警戒した。

早田は現在世界ランク6位で2位の王曼昱、3位の王芸迪とそれぞれ2000点以上の差がある。しかし同メディアは「6月30日までのわずか3か月間でも、早田が追いつく可能性はある。全大会に中国主力が出場することも不可能だ。とにかく中国女子は、マカオW杯など高ポイントの大会では、早田のベスト4入りを阻止しなくてはならない」と厳命した。

パリ五輪までも、激しい戦いとなりそうだ。

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