BUTTERFLYと言えば、契約選手との共同開発モデルのラケットシリーズが人気ですが、そうでないラケットシリーズの中でも大人気なのが「インナーフォース」シリーズです。グリップのデザインはシンプルでありながらも綺麗で高級感があります。
今回は、「インナーフォース」シリーズの中でも『インナーフォース レイヤー ZLC』にはどのような特徴や性能があり、どのような選手に適しているのか詳しく見ていきましょう。
『インナーフォース レイヤー ZLC』とは？
「インナーフォース」シリーズは、バタフライから発売されているインナーカーボン搭載のラケットです。
一般的にアウターカーボンを搭載したラケットは球離れが速い分スピードが出ますが、球持ちがあまり良くないため回転をかけづらいという不利な面もあります。一方、インナーカーボンを搭載したラケットは木材の打球感を残しているため、回転をかけやすくカーボンでスピード性能を補える、という利点があります。アウターカーボンのラケットと木材合板のラケットの良いとこ取りをしたラケットで、多くのプレーヤーに人気です。
「インナーフォース」シリーズは、威力と安定感の『ZLC』、回転と安定感の『ZLF』、弾みと安定感の『ALC』、『ALC』に回転のかけやすさを加えた『ALC.S』の4シリーズが販売されています。
『インナーフォース レイヤー ZLC』の構成はとなっており、ラケットサイズは157×150mmで、ラケット厚は5.7mm、グリップはFL（フレア）が100×25×34mm、ST（ストレート）が100×23×28mm、AN（アナトミック）が100×25×34mmとなっており、平均重量は90gとなっています。
『インナーフォース レイヤー ZLC』の特徴
ここからは『インナーフォース レイヤー ZLC』の特徴を詳しく見ていきましょう。
特徴➀：高い攻撃力
『インナーフォース レイヤー ZLC』の特徴1つ目は、高い攻撃力です。
『インナーフォース レイヤー ZLC』は高い反発力を誇る「ZLカーボン」を搭載しており、飛ばしたいときに弾みが出てくれるラケットです。ドライブをした時のスピードとスピンともに申し分ありません。
特徴②：柔らかい打球感
『インナーフォース レイヤー ZLC』の特徴2つ目は、柔らかい打球感です。
『インナーフォース レイヤー ZLC』はZLカーボンをインナーに搭載しており、木材特有の柔らかい打球感を残しています。台上技術のように繊細なタッチが必要な技術で木材のようなコントロールの良さを発揮します。
ただし、ZLカーボンはどうしても球離れが早くなってしまうので、『インナーフォース レイヤー ALC』を使用するときよりも柔らかく当てると良いでしょう。
特徴③：弾道が直線的であること
『インナーフォース レイヤー ZLC』の特徴3つ目は、弾道が直線的であることです。
ZLカーボンを搭載している全てのラケットで同じことが言えますが、『インナーフォース レイヤー ZLC』も打球が低く直線的に飛ぶため、ボールが相手のコートの深いところに入ります。高反発でスピードも出しやすいラケットですが回転は少しかけにくく低弾道なのでネットミスもしやすいようです。
『インナーフォース レイヤー ZLC』に向いているプレイヤー
ここからは『インナーフォース レイヤー ZLC』に向いているプレイヤーを詳しく見ていきましょう。
プレイヤー①：スピン系のラバーを使う選手
『インナーフォース レイヤー ZLC』に向いているプレイヤーの1人目は、スピン系のラバーを使う選手です。
インナーラケットとはいえ『インナーフォース レイヤー ZLC』は高反発なラケットで球離れが早くなりがちです。そこでスピン系のラバーと組み合わせて使うとラバーがボールを掴んでくれるので安定した弧線を描くことができるようになります。
プレイヤー②：威力を求める選手
『インナーフォース レイヤー ZLC』に向いているプレイヤーの2人目は、威力を求める選手です。
『インナーフォース レイヤー ZLC』は高い攻撃力を誇り、うなるようなドライブを打つことができます。今のラケットにもっと威力が欲しいと感じる選手にはオススメです。
プレイヤー③：緩急を求める選手
『インナーフォース レイヤー ZLC』に向いているプレイヤーの3人目は、緩急を求める選手です。
『インナーフォース レイヤー ZLC』は威力のあるボールを打てると同時に台上技術では柔らかいタッチを実現します。
速いボールだけでなく、緩いボールもしっかり出すことができるのがこのラケットの特徴です。
まとめ：『インナーフォース レイヤー ZLC』で勝てる卓球を実現しよう
『インナーフォース レイヤー ZLC』は打球の威力と安定性を両立させたラケットです。是非一度試してみると良いでしょう。
