首位インテルは苦しみながらも逆転勝利 ラツィオ鎌田大地はダービーマッチに先発出場|セリエA 第31節 結果まとめ

写真:ラツィオの鎌田はローマダービーに先発出場した ©Getty Images

日本時間4月6日から9日にかけて、セリエA第31節の10試合が行われた。

首位インテルはアウェーでのウディネーゼ戦に挑んだ。序盤から何度か決定機を作っていたが、40分にラザール・サマルジッチが放ったシュートにGKが反応できずに先制される。それでも攻め続けると、53分にマルクス・テュラムがゴール前での競り合いの中で相手GKのチャージを受け、PKを獲得。これをハカン・チャルハノールが決め手55分に同点に追いつくと、迎えた後半アディショナルタイム、ラウタロ・マルティネスのロングシュートがポストに当たって跳ね返ったところをダヴィデ・フラッテージが押し込み勝ち越しに成功。劇的な逆転勝利を飾った。

ミランはホームにレッチェを迎えての一戦に挑んだ。開始6分、右サイドから敵陣を崩すと、ゴール正面からクリスティアン・プリシッチがシーズン10点目となるミドルシュートを決めて先制。20分にはCKからオリヴィエ・ジルーが久々の得点を奪いリードを広げる。その後はレッチェが攻め込む場面を作ったが、前半終了間際に退場者を出すと後半はミランペースに。57分にはカウンターからラファエウ・レオンがダメ押しゴール。そのまま3-0で試合終了を迎え、リーグ戦5連勝を飾った。

ユヴェントスは因縁浅からぬフィオレンティーナをホームに迎えた。21分、左からのCKをマヌエル・ロカテッリが折り返し、ポストに当たり跳ね返ったボールをフェデリコ・ガッティが押し込み先制に成功する。その後はお互いにチャンスを作ったものの得点は生まれず、1-0のままタイムアップ。リーグ戦では5試合ぶりとなる勝利を挙げた。

鎌田大地が2試合連続で先発メンバーに名を連ねたラツィオはローマとのダービーマッチに挑んだ。試合は前半からローマが優勢に進めると、42分にはCKからジャンルカ・マンチーニが強烈なヘディングシュートを叩き込んで先制に成功する。ラツィオは63分、マテオ・ゲンドゥージのシュート気味のクロスを鎌田が押し込み同点に追いついたかと思われたが、オフサイドの判定でノーゴールに。その後スコアは動かず、1-0でローマが勝利を収めた。

モンツァとのアウェーゲームに挑んだナポリは、開始9分に先制点を奪われたものの、後半に入り反撃。55分のヴィクター・オシムヘンのゴールを皮切りに4点を奪い、相手の反撃を1点に抑えて4-2の勝利を収めた。カリアリはアタランタに、ジェノアはヴェローナに、それぞれ2-1で勝利を収めている。

サレルニターナ vs サッスオーロは2-2のドロー。エンポリは3-2でトリノとのシーソーゲームを制した。フロジノーネ vs ボローニャはスコアレスドローに終わっている。
 

◉セリエA 第31節 結果

サレルニターナ 2-2 サッスオーロ
ミラン 3-0 レッチェ(ハイライト動画
ローマ 1-0 ラツィオ(ハイライト動画
エンポリ 3-2 トリノ
フロジノーネ 0-0 ボローニャ
モンツァ 2-4 ナポリ
カリアリ 2-1 アタランタ
ヴェローナ 1-2 ジェノア
ユヴェントス 1-0 フィオレンティーナ(ハイライト動画
ウディネーゼ 1-2 インテル(ハイライト動画

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