チリの3月CPI、前月比0.4%上昇 予想下回る

[サンティアゴ 8日 ロイター] - チリ国家統計局(INE)が8日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前月比上昇率が0.4%と、2月の0.6%から鈍化した。

ロイターのエコノミスト調査による予想は0.6%上昇だった。

前年比では3.7%と前月の4.5%から減速したが、中央銀行の目標である3%は依然やや上回った。

キャピタル・エコノミクスの新興市場エコノミスト、キンバリー・スパーフェッチャー氏は、3月のインフレが予想外に鈍化したことから、中銀が5月の次回政策決定会合で75ベーシスポイント(bp)の追加利下げを行う確率が高まったと述べた。

ただ「50bp利下げの可能性が最も高いとなお考えている」と述べた。

© ロイター