「桜の名所で遊具事故」公園内の木製遊具が破損し父親が左ひじ骨折のけが 遊具の根元が腐食【岡山】

岡山県玉野市の「深山公園」で遊具が破損する事故が発生。この遊具で遊んでいた30代後半の父親が左ひじを骨折するけがをしました。

事故があったのは、岡山県玉野市田井にある「深山公園」のわんぱく広場です。

4月8日午前11時半ごろ、子どもらと一緒に公園を訪れていた30代後半の父親が、広場内にある「空中散歩の木製ステップ」で遊んでいたところ、木材が折れ、ひじから落下しました。家族が父親を病院に連れていったところ、左ひじを骨折していたということです。今後、父親は手術を受けるということです。

深山公園を管理する玉野市の職員が現場を確認したところ、木製遊具の根元が腐食していたということです。現在、事故のあった遊具の使用を禁止しています。

玉野市によりますと、2023年10月の遊具点検で、深山公園内の危険な遊具などは撤去していましたが、事故があった木製遊具については、周囲は腐食しているものの、ぐらつきはなかったため、開放していたということです。

今回の事故を受けて玉野市は、市内にある都市公園や緑地公園 約150か所を緊急点検する予定だとしています。担当課は、「今後も安全管理を十分行い、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

深山公園は桜の名所としても知られていて、敷地内には、ソメイヨシノを中心に約7000本の桜が植えられており、この時期は多くの花見客が県の内外から訪れています。

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