アイヌ題材に頂点 ジョン・レノン作曲コン ワールド部門グランプリ 北上出身・長屋凜さん(米バークリー音楽大3年)

「ジョン・レノン・ソングライティングコンテスト」のワールド部門でグランプリを獲得した長屋さん(家族提供)

 北上市出身で、米国の名門バークリー音楽大3年の長屋凜さん(21)は、国際的な作曲コンクール「ジョン・レノン・ソングライティングコンテスト」のワールド部門でグランプリに輝いた。アイヌの言語や文化を現代音楽にアレンジした楽曲で、曲名は「Forgotten People(忘れられた人達)」。最高賞を励みに、夢のグラミー賞を追い求める。

 中学時代に2年間コーラス隊に在籍した以外に音楽経験はなかったが、独学で英語や音楽を勉強して同大に進学。主に楽曲製作を学んでおり、2023年12月、プロアマ問わず2万曲以上のエントリーがあるという同コンテストに初めて応募した。

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