LINE上の広告からビットコインの嘘の投資話 札幌の60代女性が約2000万円の詐欺被害

札幌市の60代の女性が、SNSで仮想通貨ビットコインの嘘の投資話を持ち掛けられ、およそ2000万円をだまし取られる被害に遭いました。

札幌市中央区に住む60代の女性は去年12月下旬、LINE上でビットコインの勉強会の広告をクリックしたことをきっかけに、LINEグループに招待されました。そこで、投資会社の社員だという金澤と名乗る人物などにトレーダーに取引を手伝ってもらえる特別な会員になるよう誘われ、入会金としておよそ500万円相当のビットコインを指定された口座に送金してしまいました。さらに、女性は3月下旬までの間におよそ10回にわたっておよそ1500万円分のビットコインを送金し、合わせておよそ2000万円をだまし取られました。

その後、女性がビットコインを現金に換えようとしたところ、「現金化するには手数料がかかる。あと200万円ほど送金すれば利益が上がる」などと言われ詐欺に気付きました。女性は、ラインのグループから退会させられ、トーク履歴も消えていたということです。女性からの届け出を受け、警察は詐欺事件として捜査を進めています。

警察は、SNSで投資名目の振り込みを依頼された場合は詐欺の可能性が高いとして、警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう注意を呼び掛けています。

(c)HTB

© HTB北海道テレビ放送株式会社