【F1】レッドブルの来季候補に〝大穴〟急浮上 A・アルボンの復帰をスペインメディア報道

アレクサンダー・アルボン(ロイター)

F1レッドブルで注目を集める来季のドライバー候補にウィリアムズのアレクサンダー・アルボン(28)が急浮上してきた。

レッドブルは2番手のセルジオ・ペレスが今季限りで契約が切れ、退団が濃厚に。そのため、来季のドライバー選定が脚光を浴びている。

RBの角田裕毅らの昇格案やカルロス・サインツ(フェラーリ)ら他チームからの引き抜きなどさまざまな案が取りざたされているが、新たな候補が出てきた。

スペインメディア「ドンバロン」は「レッドブルはペレスの後任としてサプライズの名前を検討中だ。フェルスタッペンはこのニュースを気に入り、クリスチャン・ホーナー代表がこの選択肢に注目している」と指摘した上で、こう続ける。

「数か月にわたってさまざまな憶測が飛び交った末、レッドブルは2025年シーズンにフェルスタッペンのチームメートに、アレックス・アルボンを起用することを示唆している。この決定はファンの間に大きな興奮を呼び起こし、何よりもフェルスタッペンを喜びで満たす」とアルボンが有力候補になっていると伝えた。

アルボンは以前にレッドブルに所属しており、そうした経験も踏まえて「レッドブルは彼の才能と可能性に賭け、メインチームでもう一度チャンスを与えることにする」と復帰を模索しているようだ。

さらに「フェルスタッペンにとって、このニュースはエネルギーとモチベーションの注入だ。彼はチャンピオン争いで自分に追いつき、助けてくれるチームメートを探していた。アルボンの加入により、フェルスタッペンはチームを前進させることができるチームメイトがついに得られたと感じる」とエースもかつての同僚の復帰を望んでいるという。

こうした背景から同メディアは「2人のドライバーの間の相性は明らかであり、彼らが力を合わせればF1における覇権を維持し続けることができる」と強調。レッドブルの来季候補は角田の去就にも関わってくるため、その動向に熱い視線が注がれそうだ。

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