マンCとブラジル代表パケタが個人合意と報道。ビッグディール成立ならB・シウバ退団の動きが加速する可能性も

マンチェスター・シティが今夏のビッグディールに向けて大きく前進した。

ウェストハムに所属するブラジル代表MFルーカス・パケタの代理人と長期契約に向けた話し合いを行ない、契約期間や給与面などの個人的な条件面で合意に至ったと、移籍関連の情報に詳しいジャーナリストのサンティ・アウナ氏が報じている。

ただ、クラブ間の交渉はこれから。1億ユーロ(約155億円)前後の高額取引が予想されるだけに、交渉が長引く可能性は高い。いずれにしても今夏、マンCがパケタ獲得に乗り出すのはほぼ間違いないだろう。

マンCは昨夏にもパケタの獲得に動き、水面下で交渉を進めていた。確かな手ごたえも掴んでいたが、パケタがFA(イングランドサッカー協会)による賭博違反容疑の捜査対象とことで破談に。ちなみに昨夏は、クラブ間で金銭面の交渉も進み、最終的にマンCは1億100万ユーロ(約156億5500万円)を提示したと伝えられている。

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一方で、仮にパケタ獲得の動きが本格化する場合、注目が集まるのは今シーズンもチームの主軸として活躍するベルナルド・シウバの去就だ。

かねてから退団の可能性が報じられてきたポルトガル代表MFは、昨夏に26年6月までの新契約を結んだ際に、今夏から有効になる5000万ポンド(約90億円)の契約解除違約金条項を盛り込んでいる。キリアン・エムバペのレアル・マドリー移籍が既定路線のパリSGがメインターゲットのひとりとして興味を示しているだけに、一気に契約が成立しても不思議はない。

仮に5000万ポンドを満額用意できなくても、パケタ獲得となれば戦力的な穴が埋まるマンC側は、売却に応じる可能性がある。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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