札幌国税局 道産酒の出来栄えは?新酒鑑評会

北海道内の酒蔵が製造した新酒が100点以上、勢ぞろい。ことしの出来はどうだったのでしょうか。「鑑評会」は札幌国税局が毎年開いていて、道内の酒蔵が製造した新酒の品質評価を通じて、技術の発展や品質向上を図ります。4つの部門に道内16の酒蔵で造られた103の新酒が出品されました。ことしは新たに「軽精米ゴク味酒の部」が設けられました。軽精米とはあまり精米されていないコメのことで、コメ本来の香りやコクが強い酒に仕上がるのが特徴です。【金賞受賞】田中酒造田中一良社長「熟成しているから色や味が濃くて甘くて最後は酸味も感じる。五感に訴えるような酒になっている」。上川町の「上川大雪酒造緑丘蔵」は「軽精米ゴク味酒の部」に加え「道産米吟醸酒の部」など3部門で金賞に輝きました。上川大雪酒造緑丘蔵小岩隆一杜氏「本州は温暖化で酒米が造りにくいので、北海道はこれから酒米にも酒造りにも良い土地になっていく」。出品された新酒は今後それぞれの酒蔵などで販売される予定です。

金賞受賞

・道産米吟醸酒の部

日本清酒(札幌)、上川大雪酒造五陵乃蔵(函館)、合同酒精旭川工場、高砂酒造(旭川)、男山(旭川)、上川大雪酒造緑丘蔵(上川)

・吟醸酒の部

男山(旭川)、国稀酒造(増毛)

・純米酒の部

田中酒造(小樽)、高砂酒造(旭川)、男山(旭川)、上川大雪酒造緑丘蔵(上川)、国稀酒造(増毛)、二世古酒造(倶知安)

・軽精米ゴク味鮭の部

田中酒造(小樽)、上川大雪酒造緑丘蔵(上川)

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