「栃木県こども未来推進本部の設置」を発表  文化財オフィサーには相川七瀬さん

とちぎテレビ

福田富一知事は9日、定例の会見を開き、結婚から妊娠・出産、子育てまでの支援を、総合的に推進する「県こども未来推進本部」を設置したと発表しました。

栃木県の合計特殊出生率は、2022年に1.24と全国平均を下回り、過去最低となったことから、少子化への対応が重要な課題となっています。

栃木県こども未来推進本部は、これまでの「県子ども・子育て支援本部」を改め、結婚支援の充実と子育て環境の整備、働き方改革の推進など、少子化問題に関する幅広い施策を総合的に推進します。

それぞれの施策の成果をつなげることで、相乗的効果を発揮し、少子化の流れを反転させることがねらいです。具体的には、プロジェクトの進み具合の管理や課題の把握、分析と施策の検討などを行います。また、若者からの意見も取り入れながら、柔軟な発想で新たな事業につなげる予定です。

このほか福田知事は、とちぎの文化財の魅力の情報発信などに協力してもらおうと、県文化財オフィサー、CAOを歌手の相川七瀬さんにお願いすると発表しました。

県文化財オフィサーは、文化財の所有者に対する助言や、県が開催するセミナーなどの講師、さらに、栃木の文化財の県内外への発信などを行います。

相川七瀬さんは大阪市出身の歌手で、この春、國學院大學を卒業し大学院に進学しました。民俗学を学んでいて、全国各地の文化財に関する活動に、関わっているということです。委嘱式は4月中に行われる予定です。

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