約7000件の機能性表示食品、12日までに健康被害の有無調査=官房長官

Kazuhiko Tamaki

[東京 9日 ロイター] - 林芳正官房長官は9日午後の会見で、小林製薬の紅麹(こうじ)関連製品の摂取者に健康被害が拡大している問題に関連し、機能性表示食品として届けられている約7000件の全てにおいて、12日までに健康被害の有無を回答するよう消費者庁が求めていると明らかにした。

その結果も踏まえて、5月末までに機能性表示食品制度のあり方について取りまとめるよう、自見はなこ消費者担当相に指示したという。官房長官は「スピード感を持って消費者庁で検討を進めると承知している」と説明した。

トーマスグリーンフィールド国連大使が今月14日─20日の日程で日本と韓国を訪問すると米国連代表部が発表したことについて、林官房長官は「承知している」と述べた。

大使の訪日日程は調整中とした上で、北朝鮮を含めた地域情勢や国際情勢について、日本側と意見交換するとの見解を示した。北朝鮮に拉致された被害者の家族連絡会代表者とも面会する方向で日程調整が進められており、林官房長官も同席するという。

© ロイター