台湾地震、6人捜索長期化の様相 10日で発生から1週間

台湾東部・花蓮の有名観光地「太魯閣国立公園」につながる道路で発生した落石=5日(共同)

 【花蓮共同】台湾東部沖地震は10日で発生から1週間。東部・花蓮県の有名観光地「太魯閣(タロコ)国立公園」などでは行方不明の6人の捜索が続く。ただ巨大な岩や約800回に及ぶ余震が作業を阻んでおり、捜索は長期化の様相を呈している。

 同県では市民の多くが日常生活を取り戻しつつあるが、建物の損壊で1470世帯以上が転居する必要があるとされる。同公園も崖崩れなどで無期限閉鎖に追い込まれ、主要産業の観光業への打撃も甚大だ。

 消防当局によると、地震の死者は13人で、全て花蓮県内。台湾全体での負傷者は計1100人余り。

 行方不明の6人のうち3人は同公園内でトレッキング中に被災したとみられる家族。

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