便利屋テック 「災害時の備えへ」 防火クラブにグッズ寄贈 三浦市

便利屋事業を展開する(株)テック(小網代)は、三浦市婦人防火クラブに防災グッズを寄贈した。3月27日には、三浦消防署で贈呈式が行われた。

贈られたのは、携帯用ペンライト200本。胸ポケットに装着できるほか、磁石付きで金属に取り付ければ両手での作業が可能なため、停電時などに活躍しそうだ。

小中学生を育てる母親を中心に、2019年に発足した同クラブ。会員25人で火災予防の知識や技術を習得し、地域の防災意識を高める活動に取り組んでいる。3週間ほど前も、会員が県総合防災センター(厚木市)に足を運び、地震の揺れ体験や煙から逃げる方法などを学んできたばかり。

こうした会員の活動に感銘を受けた同社の松川尚哉社長は、20年以上親交のあるクラブ顧問の前山裕治さんに連絡。防災グッズの寄贈は、昨年1月以来2回目となる。

松川社長は「我々には『偶然の勝利はあるが、偶然の負けはない』という社訓がある。負けるのには、きっと原因があるはず。準備を怠らないで下さい。応援します」とあいさつ。立川悦子会長は「ご支援は大変ありがたい。これからも災害について学びを深めていきます」と謝辞を述べた。

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