【飼い主が外出中にガスコンロを…】火事は春が一番多い?ペットが原因の火災も・福島

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火の消し忘れや思わぬきっかけで起きる、火事。

財産や人の命を奪う危険なものです。

火事というと、暖房器具を使う冬場に多い印象ですが、実は!

■福島市消防本部 予防課 阿部 学 調査係長

「火災が多いのは春の季節いまの時期が一番多い」

年間を通しても、火事は春に発生することが多いというんです。

実際、福島市消防本部管内の統計を見ても、2023年1年間に起きた95件の火事のうち、実に約45パーセントにあたる41件が、春に起きています。

その要因としてあげられるのが、春特有の気候にあると消防の担当者は話します。

■福島市消防本部 予防課 阿部 学 調査係長

「いまの季節は、どうしても空気が乾燥している、それに合わせて風が強いことから火がつきやすい状況、もし火がついた場合には燃え広がりやすい状況、こうしたことが原因となっている」

いまの時期は、「乾燥」と「南風」で火の回りも早いと言います。

たき火などの火が、あっという間に燃え広がり、大きな山火事に…そんなおそれもあります。

■福島市消防本部 予防課 阿部 学 調査係長

「原則として野外での焼却は禁止されているということを覚えていただきたい」

一方で、火事をめぐっては、意外な原因も指摘されています。

それが、ペットです。

飼い主の外出中に犬やネコが、ガスコンロの操作ボタンを誤って押すなどして、火事を引き起こしてしまう例が、報告されています。

NITE=製品評価技術基盤機構によると、2013年度からの10年間で、ペットが原因の火災は54件発生しているといいます。

NITEは「ガスの元栓を閉めたり、ロック機能を使用したり、二重三重の対策が大切」と呼びかけています。

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