土地改良区を巡る贈収賄事件 高松市長「コンプライアンスの徹底を常に周知したい」 香川

香川県高松市の土地改良区を巡る贈収賄事件で、市議会議員が逮捕・送検されました。大西市長は、補助金を出す立場から土地改良区に対する注意喚起を徹底したいと話しました。

(高松市/大西秀人 市長)
「補助金等において事業に関わっているので、その事業に関連して不正・不祥事が起こらないように、コンプライアンスの徹底を常にいろんな形で周知したい」

舟岡池土地改良区の理事長を務める高松市議会議員、小比賀勝博容疑者(73)が土地改良法違反の疑いで逮捕・送検されました。小比賀容疑者は8日、議員を辞職しました。

警察によると、小比賀容疑者は水路の改良工事など3件の指名競争入札について土木会社の社長に便宜を図り、賄賂を受け取った疑いです。

高松市は採択された事業について「単独市費」の場合は85%、「単独県費」の場合は45%の補助金を支出していますが、土地改良区への指導・監督の権限はありません。

大西市長は香川県が行う研修や特別検査に合わせて、補助金申請時のチェックやコンプライアンスの周知に取り組む考えを示しました。

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