【山口天気 夕刊4/9】あす10日(水)朝は久々の強い底冷えに 寝冷えや遅霜注意 昼は春本番の過ごしやすさ戻る

昨夜は本降りの雨が降り、そして、きょう9日(火)は雨を降らせた低気圧が東に去ったあと、大陸の高気圧との間で等圧線の間隔が狭くなったことで、冷たい北寄りの風が吹き抜けていきました。瞬間的に15メートルから20メートル近い突風を観測した所もあり、この風の冷たさが少し身に染みる一日でもありました。

あす10日(水)にかけては、大陸の高気圧が日本付近に進んできて、県内を緩やかに覆う見込みです。風も穏やかになり、非常に安定した晴天となりそうですが、夜中から風が落ち着き、さらによく晴れる、となると、地面の熱がどんどん上空に逃げる放射冷却の影響が強まります。

ここ最近、朝の気温でも10度以上、という日も多かったのですが、あす10日(水)の朝は久々に強い冷え込みで、最低気温が5度以下となる所も多くなります。この冷え込みで寝冷えすることのないように。また、農作物は遅霜にも十分ご注意ください。

朝はよく冷えますが、昼間は日ざしとともに過ごしやすさが戻ります。朝と昼で寒暖差が激しくなるため、調節しやすい服装選びなども心がけていきましょう。

週末にかけては晴れたり曇ったり。木曜日や土曜日は、わずかににわか雨となる所もあるかもしれませんが、広い範囲での大きな天気の崩れとなるのは、次は来週月曜日になる予想です。今週後半~来週は、春ど真ん中らしく、昼も夜も、まずまず過ごしやすい気温となっていくでしょう。

サクラのシーズンは過ぎてしまいますが、これからが、本当の春本番です。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

© 山口放送株式会社