(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時40分現在
◆きょう9日(火)夕方までの積算降雪量
道央圏の内陸部や、上川地方からオホーツク海側にかけて、
雪が降り、大空町女満別空港や佐呂間町では10センチ以上でした。
札幌の小金湯でも3センチとなっています。
今夜も積雪の増える所がありそうです。
◆札幌のきょう9日(火)の気温変化
最高気温は、日付が変わったころに観測しました。
日中にかけて、みるみる気温が下がり、
正午の気温は3℃台でした。
前日は20℃以上でしたので、強烈な寒の戻りとなっています。
◆全道のきょう9日(火)夕方の気温
後志地方やオホーツク海側、道東で、氷点下です。
湿り雪や雨の所もありますので、濡れた路面が凍結します。
あす朝にかけて、走行は冬タイヤが必須です。
◆今夜の9日(火)の雪
オホーツク海側や道東で、雪が降り、
降雪量は、網走地方で最大10センチ、根室地方で5センチです。
あす日中は、とける春の淡雪です。
◆あす10日(水)の天気・気温
春の高気圧に覆われ、全道で青空が広がるでしょう。
朝は冷えますが、日中は日差しとともに気温が上がり、
最高気温は10℃以上の所が多いでしょう。
日なたでは過ごしやすく、コート要らずですが、
朝晩は冷えますので、洋服で上手に調整をしましょう。
◆サクラ開花500度の法則
札幌の標本木のサクラは、3月1日から最高気温を足し、
500度になると開花すると、統計上わかっています。
暖かさの蓄積によって、花を咲かせる植物なのです。
今年は3月1日からきょうまでの積算気温で247度です。
去年は300度を軽く超えていましたので、ペースは遅いのですが、
あす以降は、高温で経過するため、サクラ開花準備の追い上げが
期待できそうで、今年は4月23日ごろに500度に達し、開花するかもしれません。
◆札幌の10日間予報 10日(水)~19日(金)
あす10日(水)から再び気温が上がりそうです。
青空が戻り、週末は20℃前後まで上がり、5月下旬並みです。
来週前半にかけて、春はペースを上げて進みそうです。
ただ、今月に入って、雨が少なく、空気が乾燥していますので、
火の元や、お肌の手入れなどにも気を付けて下さい。