校歌を手がけたのは地元出身ロックバンドのメンバー 福岡工業と一戸の統合で生まれた「北桜高校」の開校式 岩手・二戸市

岩手県の県立高校の再編で福岡工業と一戸が統合され、新たに生まれた「北桜(ほくおう)高校」の開校式が9日、二戸市で開かれました。新たな学校の校歌は地元出身のロックバンドメンバーが手がけました。

(岩手県教育委員会 佐藤一男 教育長)
「ここに岩手県立北桜高校の開校を宣言いたします」

県教育委員会の佐藤一男教育長の開校宣言で幕を開けた式典には在校生や教職員など474人が出席しました。北桜高校は県立高校の再編計画に基づいて二戸市の福岡工業高校と一戸町の一戸高校が統合して新たに開校しました。

それぞれの校舎を使用する独立校舎制で福岡工業が工業校舎、一戸高校が総合校舎となり、在校生たちはこれまで通りの校舎に通うことになります。学校のシンボルとなる校章は3年生の大道千果さんがデザインしました。

(大道 千果 さん)
「シンボルマークになるので、これが自分の高校の校章なんだと親近感につながれば」

また、きょうは新たな校歌も披露されました。作詞作曲を手がけたのは二戸市出身のロックバンド・SaToMansionでボーカルを務める佐藤和夫さんです。自身も一戸高校の出身できょうは全校生徒とともに校歌を合唱しました。

(SaToMansion 佐藤 和夫 さん)
「たくさん悩みもあったり楽しみもあたっり夢があったり、迷ったとき、悩んだときにこの校歌に立ち返ってほしい」

二戸地域の新たな学びの拠点となる北桜高校は今年度97人の新入生を迎え、全校生徒328人で学校生活をスタートさせます。

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