色彩豊かな動物画で知られる自閉症の画家・石村嘉成さんの個展が、19日から天満屋岡山店で始まります。その見どころを紹介するシリーズ企画「なぜ今、石村嘉成なのか」。
今回は嘉成さんならではの色彩感覚が発揮された作品です。
アーティスト・石村嘉成さんが手がけたパステルカラーの毛並みがかわいらしいパンダです。白と黒のイメージが強いパンダですが、ピンク色を選んだ理由は?
(アーティスト・石村嘉成さん・29)
「日なたぼっこをしているかわいい顔にしたかったからです。たとえばピンク色は光の色。幸せな色」
石村作品の真骨頂が、動物の感情を伝える大胆な色遣いです。
長年嘉成さんの絵の指導を行っている寺尾さんも、その才能にほれ込んだ一人です。嘉成さんの感性を最大限作品に活かそうと指導方法を模索してきました。
(寺尾いずみさん)
「形は正確に、色は自由にということを主眼において指導してきました。
色の感覚というのは持って生まれたもののような気がします。出来上がったら良い。絶対わたしはこんな色遣いできないと思う」
嘉成さんが描き出す動物たちの虹色の世界。
「石村嘉成展生きものバンザイ!」は19日から天満屋岡山店で開かれます。
会期:4月19日(金)~5月12日(木)会場:天満屋6階・葦川会館