サンボマスターも登場!埼玉に感謝伝えるフェス、客2万7千人が熱狂 2日間開催された「風とロック さいしょでさいごのスーパーアリーナ“FURUSATO”」盛大

初日、夜公演のステージ=30日、さいたま市中央区新都心のさいたまスーパーアリーナ(提供、石井麻木さん撮影)

 埼玉に感謝の思いを伝えようと企画されたフェス「風とロック さいしょでさいごのスーパーアリーナ“FURUSATO”(ふるさと)」が3月30、31日の2日間、さいたま市中央区新都心のさいたまスーパーアリーナで開催され、2日間で約2万7千人が来場した。

 福島県内で毎年開催しているロックフェス「風とロックと芋煮会」の実行委員長を務める、福島県出身の箭内道彦さん(59)が、還暦を迎える記念として開催。同会場が東日本大震災の際に同県双葉町の町民の避難先になっていたことも合わせ、埼玉に感謝を伝えると同時に、お互いの「ふるさと」を思い合うこともイベントのテーマだった。

 2日間で合わせて9組のアーティストが参加し、福島県会津若松市出身の山口隆さんがボーカル・ギターを務めるバンド「サンボマスター」などがこの日だけの特別な組み合わせで盛り上げ、会場を沸かせた。

 実行委員長の箭内さんは「埼玉に感謝を伝えることができた。これからも音楽の力でさまざまなことを実現できれば」と話した。

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