「くたばれ」「消えろ」「帰れ」…選手へ届く“誹謗中傷”に元阪神・能見篤史氏が切実な訴え「あなたが言われたらどんな気持ちですか?」

阪神は4月9日、球団公式X(旧ツイッター)を更新し、「観戦マナーに関するお願い」を掲出した。

「今シーズンもご来場のお客さまひとりひとりが観戦マナーを遵守し、すべての皆様が楽しく快適に観戦できる環境を作り上げ、健全な応援でチーム・選手を鼓舞していただきますよう、心よりお願いいたします」
公開された動画には、球団OBの能見篤史氏がスーツ姿で登場。「くたばれ」「消えろ」「帰れ」とのテロップが流れ「その言葉、あなたが言われたらどんな気持ちですか?」と怒りをにじませている。「忘れないでほしい。選手もチームも野球も好きで応援していることを。すべての選手に愛のある声援を」と切実な想いを口にした。

なお、4月6日に神宮球場で行なわれた阪神対ヤクルトの一戦では、虎党が試合中に「くたばれ読売そーれいけいけ!」と叫び、ファンの間で物議を醸していた。節度をしっかりと守り、選手を鼓舞していきたいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

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