「発祥の地という価値にあぐらをかかぬよう」2024年のよさこい祭りも通常開催 新規ファン獲得に向けた取り組みも実施へ

2024年もよさこい祭りが通常開催されることが決まりました。発祥の地という価値を高め、新規のファンを獲得するための新たな取り組みも実施される予定です。

よさこい祭りは去年、4年ぶりに通常開催され157チーム1万4000人の踊り子が参加。経済波及効果は79億円を上回っています(※79億1816万円)。9日のよさこい祭(まつり)振興会の総会で、今年の事業計画が承認されました。日程は例年通り8月9日から12日までで、170チームの参加が想定されています。新たな取り組みとして盛り込んだのが、「ブランディング事業」です。総会で事務局はこれまでは「踊り子の演舞の場」としての運営で、「観客からの視点が少なからず希薄になっていたことは否めない」と説明。

今年は「発祥の地という価値に胡坐をかかず、観客との関係を深めるため」として、踊り子と観客が一体感を持てるよう、前夜祭・後夜祭の有料席で、ライブなどでも使われる棒状のライトを導入することなどを予定しています。

(よさこい祭振興会 西山彰一 会長)
「(今年のよさこい祭りを)さらによいものに仕上げていきたいという思いが整ったように思います。誰一人取り残さない、みんな一緒になって思いやりを持って祭りの輪を広げていきたい。これがさらによいものに広がる1つの大きなカギだろうかと思います」

よさこい祭りへの参加募集は9日の総会終了後から、5月下旬までです。

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