カレー味おっとっと、何が違う?通常版と食べ比べてみた

「味の変化に困ったらカレー粉を入れろ」というのは調理の常。香ばしいスパイスは料理のエッジを立て、いつもの味を新鮮なものに変えてくれる。だからこそ、世の中のスーパーやコンビニに並ぶ数々の商品に「カレー味」が加わり、ラインアップに広がりと深みを与えているのだ。

サクッとした食感と多様な生き物の形が売りの、森永製菓の菓子「おっとっと」も例外ではなく、過去にカレー味を出していた。しかし、4月9日(火)より全国で順次発売される本商品「モグモグおっとっと カレー味(福井県立博物館コラボ)」は、厳密には過去の復刻と同じ並びではない。

「モグモグ」を冠したのは、公式サイトによると「いつものおっとっとにカリっとした食感をプラスすることで、やみつき食感を実現した」から。パッケージに描かれたクジラの「とと丸」もターバンをかぶって体もカレーの色と、いつもと違う装いに。そこで今回は、普通の「おっとっと」とどう違うのか、食べ比べてみることに。

本品は福井県立博物館とのコラボレーションのため、形はいつもの生き物たちと異なる恐竜などだが、口へ運ぶ前に手に取ったチップがどんな姿なのか、まじまじと「観察」してしまうのは変わらない。コラボの目玉である「フクイラプトル」や「フクイサウルス」の完成にも思わず注力してしまう。

違いは、まず普通のおっとっとに比べて生地が分厚い。通常版の方は透けているが、カレー味の方は向こう側が見通せず、ぷくぷくと凹凸が目立ち、まるでナンのよう。肝心の味だが分厚い分、通常版より後味が引き、結果、カレーの風味がじんわりと鼻腔を抜けていく。「スパイスの残心」といったところか。このじんわりをもう一度味わいたいと、思わず何度も手が伸びてしまう。

なお、カレー味、うすしお味の違いは、現在公開中のウェブ動画でもわかりやすく説明されている。動画内で「とと丸」の声を担当しているのは、人気声優の江口拓也(アニメ「SPY×FAMILY」ロイド・フォージャー役など)。「サクっと軽いタイプとカリッとしっかりしたタイプ、どちらが好きですか」と視聴者に語りかける。

「モグモグおっとっと カレー味(福井県立博物館コラボ)」は、4月9日から6月末ごろまで全国で発売。無くなり次第、終了となるので、ぜひ一度味わってみてはいかが。

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