42歳で年収400万円は平均的? 同年代の満足度は?
国税庁長官官房企画課の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、40~44歳の平均年収は491万円(男性:602万円/女性:335万円)です。
42歳で年収400万円の場合は、男女計の平均よりも少ないことが分かります。
なお、株式会社スタジオテイルの「現在の年収への満足度と年収アップへの取り組みについて」のアンケート調査によると、40代および年収400万円の方の満足度は以下の通りです。
__・満足している:10%
・少し満足している:31%
・少し不満:40%
・不満:19%__
__・満足している:2%
・少し満足している:20%
・少し不満:45%
・不満:34%__
__・満足している:4%
・少し満足している:18%
・少し不満:42%
・不満:36%__
同調査から、40代の半数以上は現在の年収に満足しておらず、年収400万円前後の方の半数以上は不満を抱いていることが分かります。
42歳で年収400万円の場合「もう少し年収をアップさせたい」と考えるのは妥当であるといえるでしょう。
40代で年収アップ……「資格取得」以外に何ができる?
資格を取得すると、資格手当などで年収アップが期待できますが、40代にもなると「すでに資格は持っている」「今更資格に時間や費用をかけたくない」と考える方もいらっしゃるでしょう。
株式会社スタジオテイルの同調査によると、過去に年収アップをした方法として、資格取得以外でも以下のような方法があるようです。
__・転職:16%
・相応の成果を出した:15%
・上司または顧客からの信頼を獲得した:12%__
能力やスキルの評価基準は会社によって異なるため、転職先で高額収入が得られる可能性があります。
現在の年収が自身の能力・スキルに見合っていないと考えられる場合は、転職による収入アップも検討できるかもしれません。
もちろん、現職で成果を出すことで、収入アップを実現した方もいらっしゃいます。
積み重ねた経験・知識が評価されたり、自発的な働きかけが昇給・昇進につながったりすることも考えられます。
また、上司や顧客からの信頼も収入アップの大切なポイントです。
40代でも年収アップは可能! 現職での働きかけから始めてみよう
42歳で年収400万円の場合は、平均よりも少なく、現状で満足していない方が多いと考えられます。
すでに「資格取得」などスキルアップを実行している方は、現職で成果を上げたり、上司や顧客からの信頼を得たりするなど、積み重ねた努力を評価してもらえるよう働きかけてみるといいでしょう。
現職で収入アップが見込めない場合は、自身の経験やスキルを正当に評価してくれる会社への転職を検討できるかもしれません。
出典
国税庁長官官房企画課 令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-(21ページ)
株式会社スタジオテイル 現在の年収への満足度と年収アップへの取り組みについてのアンケート調査結果【PRTIMES】
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー