千鳥『チャンスの時間』でも話題沸騰 GLAY・HISASHIも乗り続ける愛車「RX-7」とは?

7日配信の『チャンスの時間』(ABEMA)は、千鳥にとってご褒美企画である「第3回大パチンコ大会」。この番組では芸能界のパチンコ好きを「パチフェッショナル」と呼んでたびたび特集を組んでいるが、今回はそんな「パチフェッショナル」のオールスターがそろった。

そのメンバーはMCの千鳥に加えて第2回大会の優勝者である藤田ニコル、ギャンブラーとして知られる相席スタート・山添寛と岡野陽一、鬼越トマホーク・金ちゃん、マヂカルラブリー・村上、パチンコ歴17年という矢口真里という豪華な布陣。

さらに、そこに場違いなスーパースターが現れる。黒のスポーツカーに乗って颯爽と登場したのは、GLAYのギタリスト・HISASHI。20代のころはパチンコに通っていたといい、愛車のRX-7で現場に乗りつけていた。

「だから、7だ。パチンコの7で」(大悟)

HISASHIの登場で、現場は一気にヒートアップ。「第3回大パチンコ大会」は大いに盛り上がることになった。

また、ネット上で話題に上がったのはHISASHIの愛車である「RX-7」。HISASHIが乗り付けたFD3S型は22年前の2002年には生産を終えており「ネオクラシックカー」と呼ばれる世代の車だが、現在の中古車市場では新車価格を超える値段で取引されることも珍しくない名車である。

自身のYouTubeチャンネル「HISASHI TV」やInstagram、『おぎやはぎの愛車遍歴』(BS日テレ)などでも紹介されてきたHISASHIのRX-7、17年の時点で「もう十数年乗っているいる」と語るほど乗り続けていることになるが、FD型のRX-7は芸能界でも熱狂的なファンの多い車種として知られているのだ。

『M-1グランプリ2010』(テレビ朝日系)でチャンピオンに輝いた笑い飯・哲夫もFDに乗り続けているひとりだ。

18年に朝日新聞デジタルのインタビューでその魅力を語っており、最初に心をつかまれたのはそのエンジンだったという。

「排気量が普通は『1990cc』とか書いてありますよね。でもRX-7だけ『600なんぼ×2』とかって書いてあるわけですよ。『なんじゃこれ? 軽四が2台入ってるの?』って」

RX-7は生産元のマツダの独自技術であるロータリーエンジンを搭載している。通常のレシプロエンジンはピストン運動を回転力に変えているが、ロータリーエンジンはエンジン内部のローターの回転をそのままタイヤに伝えているため、独特な加速力を持っており、その乗り味が多くのファンの心をつかんでいるのだ。

また、現代ではほとんど採用されなくなったリトラクタブル・ヘッドライト(パカっと開くやつ)を備えた流麗なデザインも魅力のひとつであり、20年前の車にもかかわらず古さを感じさせないスタイリングを誇っている。

HISASHIや哲夫のほか、俳優の岸谷五朗も20年以上にわたってFD型を所有していたことを明かしているなど、いまだにファンの多いRX-7。資産としての価値も今後高まっていくに違いないが、所有者の方々にはぜひとも現役の愛車として運転し続けてほしいところだ。

(文=新越谷ノリヲ)

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