前の町長の辞職に伴う羽島郡岐南町の町長選挙が9日告示され、新人2人が立候補して選挙戦になりました。
岐南町長選挙に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属の新人で、元町議会議員の後藤友紀さん(47)と自民が推薦する元町総務部長の朝倉修一さん(62)の2人です。
後藤さんは8年間の議員活動を振り返ったうえで、男性中心の政治に女性の声を届けるとし、次のように訴えました。
※後藤友紀さん
「前町長のハラスメント行為によって、このまちの信頼とイメージが失墜した。女性の私が町長になって、この古い価値観から令和の価値観へ変えていく」
一方、朝倉さんは町職員が前を向いて行政サービスの提供ができるよう、役場の職場環境を整えるとしたうえで次のように訴えました。
※朝倉修一さん
「44年の行政経験が、時代時代にあった施策の経験が私にはある。町長になった際はそういったものを生かして信頼のおける岐南町をつくっていきたい」
今回の選挙は、小島英雄前町長が町の第三者調査委員会からセクハラの認定を受け、3月5日に辞職したことにより行われます。
投票は4月14日に行われ、即日開票されます。
岐南町の3月25日現在の有権者数は、男性1万263人、女性1万435人で計2万698人です。
なお、前回2020年に行われた町長選挙の投票率は40.63%でした。