小川直也氏が破壊王・橋本真也さんの衝撃エピ披露 ポテチが好きすぎて…付け人に重爆キック!

小川直也氏

バルセロナ五輪柔道95キロ超級銀メダルで〝元暴走王〟こと小川直也氏(56)が9日、自身のユーチューブチャンネル「小川直也のハッスルチャンネル」を更新。「OH砲」の相棒だった〝破壊王〟こと故橋本真也さんの破天荒過ぎるエピソードを披露した。

小川氏のプロデビュー戦(1997年4月12日、新日本プロレス・東京ドーム大会)の対戦相手が橋本さんで、2000年4月の「橋本真也34歳 小川直也に負けたら即引退スペシャル」まで3年にわたる大抗争を展開した。その後は一転共闘して、タッグチーム「OH砲」を結成。ゼロワンやハッスルのリングで暴れまわった。

小川氏は「コメント返し」と題された動画の中で、ペットボトルのコーラと筒状の容器に入ったポテトチップスを前に「破壊王の愛用グッズじゃん。練習中もこれを置いていたんだ」と紹介。お菓子とジュースが大好きだった橋本さんは、ポテトチップスの銘柄にもこだわりがあったといい、「当時の付け人が買ってきて、ジュースと(練習中に)置いといたんだ」という。ところが、橋本さんが好きな種類のポテチではなかったため「おい! 何だお前、これ! 俺の好きなヤツ、わかっているだろ!」とブチギレ。練習中ということで、付け人に重爆キックを叩き込んだという。

小川氏が付け人に事情を聞くと、巡業中にもかかわらず橋本さんの好きなポテチを探して走り回ったが、違う種類しか見つからなかったのだという。そこで暴走王は「わかるけど、これは買ってはいかないものだぞ。だから、常に(好きなポテチを)買っておいて、いつでも出せるようにしておかないと」と、何だかよくわからないアドバイスを送ったとか。

そもそも、付け人は破壊王の練習になぜポテチを常備しなければならないのか? 小川氏は「破壊王はリングでトレーニングしてても、唐突に(容器を)開けて、チップス食いながらピシピシ蹴りが始まるんだよ」。何と橋本さんはポテチを食べながら、柔軟体操やキックのトレーニングに励んでいたという。

橋本さんと一緒に練習していた小川氏も、練習中にポテチを勧められた。「トレーニング中は食わないだろと思いながら、渋々『ああ、いいすよ』と食ったけど。これ食いながら普通やるか? と思いながら」と、すべてにおいて破天荒だった盟友を懐かしんだ。

橋本さんは2005年7月に40歳の若さで死去。元暴走王はお墓参りの際には、コーラとポテチをお供えしている。

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