【巨人】〝鹿児島の男〟岡本和真が逆転打&2号ソロ 阿部監督は脱帽して最敬礼

鹿児島の地で豪快な打撃を見せた巨人・岡本和真

「鹿児島の男」が本領発揮だ。巨人・岡本和真内野手(27)が9日のヤクルト戦(鹿児島)に「4番・一塁」で先発出場し、5回に逆転の適時打、7回には今季2号ソロを放った。

1点を追う5回一死二、三塁の場面で打席を迎えた岡本和は、ここまで無失点に抑え込まれていた相手先発・小沢の投じた3球目・スライダーをうまくはじき返すと、打球はレフト方向へ。岡本和自身は送球間に二塁まで狙い塁上でタッチアウトとなってしまったものの、その間に走者2人が生還して逆転に成功。「初回のチャンスの時に打てなかったので、打てて良かったです。(先発の山崎)伊織が頑張っているので、点を取ることができて良かったです」と喜びをあらわにした。

勢いは止まらない。1点リードの7回には二死走者なしの場面からエスパーダの投じた直球を完ぺきに捉えると、打球は長い滞空時間を経て左翼スタンドに着弾。球場に集まった鹿児島のG党が総立ちで沸き上がると、ベンチでは阿部監督が脱帽&最敬礼で主砲の一発を称えた。

試合が行われた鹿児島は、岡本和にとって好相性の地。2018年、19年には力強い打球をスタンドに叩き込むなど、鹿児島での活躍には定評がある。今季は試合前時点で打率3割6分4厘と開幕から好調をキープする主砲が、得意の舞台で結果を残してみせた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社