「宅配業者」を装って男性を自宅から連れ出したか 約20分間 暴行や監禁をした疑い 七戸町死体遺棄事件

青森県七戸町の私有地に、男性の遺体が遺棄された事件についてです。逮捕された2人を含む男女4人は、「宅配業者」を装って、男性を自宅から連れ出し、暴行していたとみられることが分かりました。

七戸町森ノ上の会社役員 十枝内伸一郎容疑者(47)と七戸町森ケ沢の会社員 竹内洋容疑者(45)は、2月上旬、当時、トラック運転手だった谷名幸児さん(54)の遺体を七戸町内の私有地に遺棄した疑いが持たれています。

私有地では1日、深さおよそ6メートルの地中からプラスチック製の容器に入れられた谷名さんの遺体が見つかっています。

この事件では、2人に加えて、七戸町の飲食店従業員 市ノ渡歩美被告(38)と会社員 町屋勝彦被告(52)が、生命身体加害略取と監禁の罪で起訴されています。

起訴内容などによりますと、4人は共謀して1月、谷名さんを宅配業者を装って誘い出しました。

その後、十枝内被告は、谷名さんをげんこつで数回殴り、転倒した谷名さんに馬乗りになり、町屋被告が谷名さんの両足を押さえるなどの暴行を加え、およそ20分間にわたって略取・監禁したとされています。

この事件を受け、警察は捜査本部を設置し、全容解明に向け捜査を進めています。

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