苦手な同僚っていますよね。「構わないで!」と思う人ほど、あちらから頻繁に関わって来るなんてことも。今回は知人から聞いた、そんな相手をスカッと言い負かしてくれた先輩の話をご紹介します。
ちょっと苦手な同僚
私にはAという苦手な同僚がいます。
自称『はっきり言うタイプ』で、「太った?」とか平気で人に言ってしまいます。私は『ただ単に、配慮が足りないのでは?』と感じていました。
そのため、仕事では普通に話しますが、極力こちらからは関わらないようにしていました。
いきなりすぎる暴言
ある日Aから仕事の話で声をかけられました。
A「これどうする?」
「そうだなぁ」と考えていると、Aは
「てか今日の服、なんかダサくない?(笑)」と言い出しました。
あまりに唐突な暴言。
Aにダサいと言われた私の服装は、とてもシンプルなものでした。
「これにダサいとかある?」とイラっとしつつも、Aと必要以上に関わりたくなかったので、私はそれには反応せず、仕事の話だけに回答しました。
それが気に食わなかったのか、さらに「そんな服どこで売ってるの?」と煽るような質問が。
Aにダサいと思われようがおしゃれと思われようがどっちでもいいですが、それでもこういう言われ方をするのは不愉快でした。
先輩にも同意を求めだすウザさ
「ちょっといい?」
振り返ると先輩が立っていました。
「この件なんだけど、」と仕事の話を始めました。
「助かった!」と思っていたら、Aが
「それより、今日の私さんの服、ダサくないですか?」と先輩に同意を求めたのです。
なぜそんなに私がダサいと言いたいのか理由はわかりませんが、しつこいAに『もういい加減にしてよ!』と感じていました。
先輩、かっこいい!
先輩は少し無言になってAと私を見ました。そして
「全然ダサいと思わない。むしろ人にダサいと言ってしまうあなたの方がダサいと思う。」とひと言。
その言葉に固まって何も言えないAをまったく意に介すことなく、先輩は
「ところで、仕事の話を続けてもいいかな?」と、Aが中断させた仕事の話を再開しました。
先輩のひと言に、「かっこいい!」と思ったのと、ぐうの音も出ないAを見て少しスカッとしました。
まとめ
この先輩こそ『はっきり言うタイプ』でかっこいいですね。
はっきりものを言うのは悪いことではありませんが、人を傷つけたり、不快にさせたりしてもいいわけではありません。
今回のことで、ダサいと言われた側の気持ちに気づいて改善してくれるといいですね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:橘るい