イスラム国がCL準々決勝4会場への攻撃を示唆するメッセージ…マドリード、ロンドン、パリで試合開催

スペインメディアの『マルカ』や『アス』などが9日、過激派組織イスラム国(IS)がチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝が行われる4会場に対し、「皆殺しにする(Kill them ALL)」との脅迫メッセージを発表したことを報じた。

CL準々決勝ファーストレグは9日にロンドンのエミレーツスタジアムでアーセナルとバイエルンが、マドリードのサンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリードとマンチェスター・シティが対戦。また、翌10日にはパリのパルク・デ・プランスでパリ・サンジェルマン(PSG)とバルセロナが、マドリードのシビタス・メトロポリターノでアトレティコ・マドリードとドルトムントが対戦する。

ISの声明を拡散する役割を果たすアル・アザイム財団が8日、4つのスタジアムへの攻撃を示唆する画像を公開。そのISを巡っては、3月22日にロシアの首都モスクワ近郊のコンサートホール「クロッカス・シティ」で迷彩服に身を包んだ武装集団によるテロ行為が発生し、同組織のものとされている。

また、3月30日にバイエルンとドルトムントの試合の際にも、イスラム国と提携する組織が試合会場となったアリアンツ・アレーナへの攻撃を警告するメッセージを発していた。なお、2日間で2試合が行われるマドリードでは、軍隊や警察がISの警告が出る前から同組織のリスクを念頭に置いており、警戒を強めながらも試合は予定通り行われると説明している。

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