WWEの〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔(44)は、祭典「レッスルマニア40」明けを勝利で飾れなかった。
今年の祭典は、ペンシルベニア州フィラデルフィアのNFLスタジアム「リンカーン・ファイナンシャル・フィールド」に2日間で14万5298人を集めたが、中邑は出場ならず。新シーズンの幕開けとなった8日(日本時間9日)のロウ(フィラデルフィア)では、仕切り直しの一戦に臨んだ。
対戦相手は現NXT王者のイリヤ・ドラグノフ(30)だ。ロシア出身で2019年にWWE入り。現在はNXTのトップに君臨して、勢いに乗っている。中邑はゴングと同時にシングルドロップキックを決め、その勢いを止めると、グラウンドで強烈なヒザ爆弾を連打した。
さらにミドルキックを胸板に叩き込んだが、延髄斬りで逆襲され、コーナーからのニードロップ、ジャーマン2連発、ラリアートを浴びてしまう。だが、コーナーからのダイビングセントーンをかわすと、スライディングジャーマンからダイビングニーの猛攻。トドメのキンシャサはかわされてジャーマンを見舞われたが、すぐに立ち上がってNXT王者の後頭部にキンシャサをぶち込んだ。
しかし、3カウントは奪えない。裸絞めからジャンピングニーを放って勝負に出るも、カウンターのビッグブーツをくらってダウン。最後はパワーボムからエルボー弾、フライングヘッドバットを浴びてフォール負けを喫した。
なかなか上昇気流に乗れない中邑だが、今月26日のスマックダウンと29日のロウで「WWEドラフト」が予定されている。中邑は昨年のドラフトでスマックダウンからロウに移籍して秋の大活躍につなげた。今年もドラフトを浮上のきっかけしたいところが、果たして…。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。